白黒写真をカラー化する <青空を簡単にはめ込む編>
2022-04-24
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今回のお題は「空」。完成画像は↓

鉄道写真のカラー化したと思しき画像で空が青空になっているものはあまり見かけません。と言うか、元の白黒画像に空の情報がほとんどないので着色しようがないのです。私も一応空には空色を塗っていますが、少し青っぽいかな?という程度にしか発色しません。まあ、これは当時撮った本物のカラー写真でも青空が綺麗に写っているものは多くないので、フィルム式写真共通の特性でしょう。昼間の空はとても明るいので露出過剰になりやすいからです。
↓本物のカラーフィルムで撮っても、自分の腕ではこれぐらい空が出れば御の字でした...

その点、艦艇写真のカラー化画像には青空バックのものが多くて、みんな「世界の艦船」の表紙?みたいに見えます。もちろんこれは元の写真の情報に基づくものではなく、作者が演出として描き加えたものですが、上の画像を見比べていただいても判る通り、こうすることで画像が突然今っぽく見えてくるのが不思議です。
おそらく、昨今のデジカメ写真では、スマホのカメラも含めて青空付き写真が当たり前で、それが日常化しているからではないかと思います。
ということで、青空バックの着色写真もアリかな~とは思うのですが、これには大きな技術的課題があります。
通常、何かの画像に空バックをはめ込む場合、空の部分を切り抜いて透明化して背景となる空(青~白のグラデーション画像など)を透かし見せる手法を採ると思いますが、鉄道写真ではパンタや架線、電線、煙などがあって、これらを避けつつ空だけ透明化するのは、自動選択ツールで抑えきれるとは到底考えられず、かなりゾッとする作業が想定されます。
で、今回は簡単に空を青空化する方法をご紹介します。基本的な原理はレイヤの合成(ブレンド)モードの「乗算」を利用して架線などの黒い線を背景(空)の影響を受けずにそのまま表示させることです。
具体的な手順は・・・
いつものようにCOLORIZEで自動着色した画像を無料のWEBアプリ=Pixlr Eで開いて、背景用のレイヤを一つ用意します。
このレイヤを空色に着色。ここでは青~白のグラデーションで塗り潰していますが、空の画像を貼っても良いです。

上のレイヤのブレンドモードを「乗算」に設定します。表示順は元画像、空のどちらが上になってもかまいませんが、私は表示順に合わせて空を一番下にしています。

元画像の白に近い部分には空の青色がカブっていますので、これを解消する必要があります。
解消方法は、空画像の重なる部分を消ゴムツールで消去するかブラシツールの白色で塗りつぶす方法と、着色レイヤ(ブレンドモードを「色」に設定した色付け用レイヤ)で上から着色し直す方法の2つがあります。ただし、この完成画像の銀行の建物のように、空より明るくなる場合は上から着色し直しても期待する色にはなりませんので、空画像を処理をしておく必要があります。
通常は空画像をざっくり処理して着色レイヤで仕上げるまが一番やりやすいように思います。

なお、普通はフリーハンドで着色(または消去)していっても大丈夫だと思いますが、この銀行の建物のように境界部が明確で直線部分が長い場合は選択ツールを使ってマスクを設けて処理した方が簡単かつ綺麗に仕上がります。

最後に空画像のレイヤの不透明度を調整して完成です。

何でも青空にすれば良いというわけではありませんし無理矢理やると不自然さが際立つ場合がありますので注意が必要ですが、応用すれば朝~夕の時間帯表現も可能かと思います。
また、元画像の複製を二値化やポスタライズなどでマスク化すれば重なった部分の処理が楽になる場合があります。
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今回のお題は「空」。完成画像は↓

鉄道写真のカラー化したと思しき画像で空が青空になっているものはあまり見かけません。と言うか、元の白黒画像に空の情報がほとんどないので着色しようがないのです。私も一応空には空色を塗っていますが、少し青っぽいかな?という程度にしか発色しません。まあ、これは当時撮った本物のカラー写真でも青空が綺麗に写っているものは多くないので、フィルム式写真共通の特性でしょう。昼間の空はとても明るいので露出過剰になりやすいからです。
↓本物のカラーフィルムで撮っても、自分の腕ではこれぐらい空が出れば御の字でした...

その点、艦艇写真のカラー化画像には青空バックのものが多くて、みんな「世界の艦船」の表紙?みたいに見えます。もちろんこれは元の写真の情報に基づくものではなく、作者が演出として描き加えたものですが、上の画像を見比べていただいても判る通り、こうすることで画像が突然今っぽく見えてくるのが不思議です。
おそらく、昨今のデジカメ写真では、スマホのカメラも含めて青空付き写真が当たり前で、それが日常化しているからではないかと思います。
ということで、青空バックの着色写真もアリかな~とは思うのですが、これには大きな技術的課題があります。
通常、何かの画像に空バックをはめ込む場合、空の部分を切り抜いて透明化して背景となる空(青~白のグラデーション画像など)を透かし見せる手法を採ると思いますが、鉄道写真ではパンタや架線、電線、煙などがあって、これらを避けつつ空だけ透明化するのは、自動選択ツールで抑えきれるとは到底考えられず、かなりゾッとする作業が想定されます。
で、今回は簡単に空を青空化する方法をご紹介します。基本的な原理はレイヤの合成(ブレンド)モードの「乗算」を利用して架線などの黒い線を背景(空)の影響を受けずにそのまま表示させることです。
具体的な手順は・・・
いつものようにCOLORIZEで自動着色した画像を無料のWEBアプリ=Pixlr Eで開いて、背景用のレイヤを一つ用意します。
このレイヤを空色に着色。ここでは青~白のグラデーションで塗り潰していますが、空の画像を貼っても良いです。

上のレイヤのブレンドモードを「乗算」に設定します。表示順は元画像、空のどちらが上になってもかまいませんが、私は表示順に合わせて空を一番下にしています。

元画像の白に近い部分には空の青色がカブっていますので、これを解消する必要があります。
解消方法は、空画像の重なる部分を消ゴムツールで消去するかブラシツールの白色で塗りつぶす方法と、着色レイヤ(ブレンドモードを「色」に設定した色付け用レイヤ)で上から着色し直す方法の2つがあります。ただし、この完成画像の銀行の建物のように、空より明るくなる場合は上から着色し直しても期待する色にはなりませんので、空画像を処理をしておく必要があります。
通常は空画像をざっくり処理して着色レイヤで仕上げるまが一番やりやすいように思います。

なお、普通はフリーハンドで着色(または消去)していっても大丈夫だと思いますが、この銀行の建物のように境界部が明確で直線部分が長い場合は選択ツールを使ってマスクを設けて処理した方が簡単かつ綺麗に仕上がります。

最後に空画像のレイヤの不透明度を調整して完成です。

何でも青空にすれば良いというわけではありませんし無理矢理やると不自然さが際立つ場合がありますので注意が必要ですが、応用すれば朝~夕の時間帯表現も可能かと思います。
また、元画像の複製を二値化やポスタライズなどでマスク化すれば重なった部分の処理が楽になる場合があります。
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枯れ木と掘っ立て小屋のペーパークラフトジオラマ
2022-04-18
昨年末の古フィルム出土とそれに続く白黒写真のカラー化作戦ですっかり忘れていましたが、こんな小さなペーパークラフトジオラマを久しぶりに作っておりました!

サイズは70×60mm、冬枯れの寂しい雰囲気を出してみたいと思って、枯れ木と掘っ立て小屋だけのジオラマにしました。

鳥の巣はちょっと大きすぎたか…


この後、レトロな店舗などのファサードだけをシリーズで作って行こうと思っていたのに、いまだにひとつも出来ていません...

サイズは70×60mm、冬枯れの寂しい雰囲気を出してみたいと思って、枯れ木と掘っ立て小屋だけのジオラマにしました。

鳥の巣はちょっと大きすぎたか…


この後、レトロな店舗などのファサードだけをシリーズで作って行こうと思っていたのに、いまだにひとつも出来ていません...
白黒写真をカラー化する <別のカラー画像から車体塗色を取得する編>
2022-04-14
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今回の完成画像は↓

AI自動着色を行っても、たいていの場合、車体は手作業で着色する必要がありますが、これがなかなか思うような色になってくれず、何回もやり直すことがしょっちゅうあります。
後から色補正である程度は修正も可能なのですが、そもそもその色が正しいかどうかの自信が無い状態では試行錯誤の度合いが増してしまうのです。
今回ご紹介するのは、そんな時に使える小技で、ネットや手持ちのカラー写真などからイメージに合った画像を見つけてきて、その色情報をそのまま利用して着色するものです。
これは着色が可能なお絵かきソフトであればどれでも使える方法ですが、ここでは無料のWEBアプリ=「Pixlr E」を例に手順を示します。
いつものようにCOLORIZEで自動着色↓
キハ20の正面に赤いシミみたいなのが少し出ている以外、車体の着色はほぼスルー状態! まあ、想定の範囲内の結果ですね。

今回は、気動車の塗色と左端にいるおじさん?のコートを茶系にすることとし、Pixlr Eでこの画像を読み込みスタンバイ。
(Pixlr Eでの着色方法については>>こちら を参照)

ここで、色見本となる画像を持ってくるわけですが、今回はウィキペディア「国鉄色」に掲載されている「一般形気動車色(朱色4号とクリーム4号)」のカラーチップ画像↓を使わせてもらうことにします。

画像は一旦保存してPixlrで[画像レイヤ]として読み込んでも良いですが、もっと簡単にコピペしても良いです。
上記ウィキペディアの「一般形気動車色」の画像をコピーして、Pixlrの[背景]となっている元画像の上で[編集]>[貼り付け](または[Ctrl]+[V])でペーストすれば自動的にレイヤとして表示されますので、[スポイトツール](左のツールアイコン群、下から2段目右またはショートカット[I])を選択した上で、取得したい色の上をクリックすればその色が設定できます。なお、写真から色を取得する場合は1点だけだと想定外の色を選んでしまうことがありますので何点か選んでみて適当な色を決めます。設定された色は画面左のツールアイコン群最下部に表示されます。

色見本レイヤは選択状態で、レイヤパネルの[・・・]または右クリックで開くプロパティで表示/非表示が切り替えできますので、用のない時は非表示にしておきます。(レイヤ表示の右端の「目」アイコンをクリックしても切り替えられます)

後は、ブレンドモードを「色」に設定した着色用レイヤを用意して適当な形状、サイズ、透明度のブラシでなぞっていくだけです。なお、後から変更しやすいように車体塗色とその他の着色用レイヤは別々にしておくことをお勧めします。
これで「理論上?」正しい色で着色されているはずですが、元の画像のコンディションによっては印象が異なる場合かあります。
そんな時は着色レイヤの色を画面上部のメニューバー[調整]の各種ツールで色補正をする必要がありますが、なかなか複雑で難しいです。そういう時にまず試すべきなのがレイヤの不透明度の調整(減少)です。「鮮やかすぎる、濃すぎる…」という場合はたいていこれで解決します。

以上、わざわざ書き残すほどでもないことなんですが、特に鉄道写真の着色に関する情報は非常に限定的なので、少しでも情報量が増えれば…と思っています。
私が調べた限りでは、艦船写真の世界では結構盛んで国内にも有名な着色作家?さんがいらっしゃったり、日本語での着色方法の解説が存在するのに、鉄道写真の世界ではAI自動着色でできた、できない…の域を超える情報にお目にかかったことがありません。ただ、明らかに着色写真?と思しき画像はネット上でよく見かけますので、単に方法を解説する人がいないだけなんでしょうが... どういう事情なのか不思議です。まあ、私も15年位前から白黒写真に着色はしてましたが、昔のやり方ではとても公開する気にはなりませんでしたから、それと同じことかも知れませんが・・・
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今回の完成画像は↓

AI自動着色を行っても、たいていの場合、車体は手作業で着色する必要がありますが、これがなかなか思うような色になってくれず、何回もやり直すことがしょっちゅうあります。
後から色補正である程度は修正も可能なのですが、そもそもその色が正しいかどうかの自信が無い状態では試行錯誤の度合いが増してしまうのです。
今回ご紹介するのは、そんな時に使える小技で、ネットや手持ちのカラー写真などからイメージに合った画像を見つけてきて、その色情報をそのまま利用して着色するものです。
これは着色が可能なお絵かきソフトであればどれでも使える方法ですが、ここでは無料のWEBアプリ=「Pixlr E」を例に手順を示します。
いつものようにCOLORIZEで自動着色↓
キハ20の正面に赤いシミみたいなのが少し出ている以外、車体の着色はほぼスルー状態! まあ、想定の範囲内の結果ですね。

今回は、気動車の塗色と左端にいるおじさん?のコートを茶系にすることとし、Pixlr Eでこの画像を読み込みスタンバイ。
(Pixlr Eでの着色方法については>>こちら を参照)

ここで、色見本となる画像を持ってくるわけですが、今回はウィキペディア「国鉄色」に掲載されている「一般形気動車色(朱色4号とクリーム4号)」のカラーチップ画像↓を使わせてもらうことにします。

画像は一旦保存してPixlrで[画像レイヤ]として読み込んでも良いですが、もっと簡単にコピペしても良いです。
上記ウィキペディアの「一般形気動車色」の画像をコピーして、Pixlrの[背景]となっている元画像の上で[編集]>[貼り付け](または[Ctrl]+[V])でペーストすれば自動的にレイヤとして表示されますので、[スポイトツール](左のツールアイコン群、下から2段目右またはショートカット[I])を選択した上で、取得したい色の上をクリックすればその色が設定できます。なお、写真から色を取得する場合は1点だけだと想定外の色を選んでしまうことがありますので何点か選んでみて適当な色を決めます。設定された色は画面左のツールアイコン群最下部に表示されます。

色見本レイヤは選択状態で、レイヤパネルの[・・・]または右クリックで開くプロパティで表示/非表示が切り替えできますので、用のない時は非表示にしておきます。(レイヤ表示の右端の「目」アイコンをクリックしても切り替えられます)

後は、ブレンドモードを「色」に設定した着色用レイヤを用意して適当な形状、サイズ、透明度のブラシでなぞっていくだけです。なお、後から変更しやすいように車体塗色とその他の着色用レイヤは別々にしておくことをお勧めします。
これで「理論上?」正しい色で着色されているはずですが、元の画像のコンディションによっては印象が異なる場合かあります。
そんな時は着色レイヤの色を画面上部のメニューバー[調整]の各種ツールで色補正をする必要がありますが、なかなか複雑で難しいです。そういう時にまず試すべきなのがレイヤの不透明度の調整(減少)です。「鮮やかすぎる、濃すぎる…」という場合はたいていこれで解決します。

以上、わざわざ書き残すほどでもないことなんですが、特に鉄道写真の着色に関する情報は非常に限定的なので、少しでも情報量が増えれば…と思っています。
私が調べた限りでは、艦船写真の世界では結構盛んで国内にも有名な着色作家?さんがいらっしゃったり、日本語での着色方法の解説が存在するのに、鉄道写真の世界ではAI自動着色でできた、できない…の域を超える情報にお目にかかったことがありません。ただ、明らかに着色写真?と思しき画像はネット上でよく見かけますので、単に方法を解説する人がいないだけなんでしょうが... どういう事情なのか不思議です。まあ、私も15年位前から白黒写真に着色はしてましたが、昔のやり方ではとても公開する気にはなりませんでしたから、それと同じことかも知れませんが・・・
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【インデックス】白黒写真をカラー化する!
2022-03-16

■プロローグ
■無料のオンラインサービスで自動カラー化
■無料版PhotoPADで超簡単色付け
■無料のWEBアプリ=Pixlr(ピクセラ)で元画像をレタッチ
■無料のWEBアプリ=Pixlr(ピクセラ)で色付け
■商用版カラー化専用ソフト=CODIJY Colorizerを使う
■無料のWEBアプリ=Pixlr(ピクセラ)で植栽をリアルに色付け [追加2022.3.15]
■別のカラー写真(画像)から色を取得して着色する [追加2022.4.14]
■空を超簡単に青空化する [追加2022.4.24]

白黒写真をカラー化する! <Pixlrで植栽をリアルに着色編>
2022-03-15
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AIによる自動着色は人工的な機械モノではあまり上手く着色してくれませんが、自然の景観や人物の処理はかなり優秀で、実際、これを手作業でやるのはかなり面倒臭いので、併用する価値は非常に高いです。
でも、特に山林や茂みなどでは「新緑の季節なのに冬っぽい…」とか、逆に「冬なのに青々としている…」といったことが結構あります。
今回はそういう時の処理方法について考えたいと思います。
今回の題材はこちら↓。いつものようにCOLORIZEで自動着色したものですが、6月頃の写真なのに手前の河原の部分が何とも黄色っぽい。ここの緑をもっと濃くしたいと思います。


では、ここで単純に鮮やかな緑色を塗って良いかというと、それは大間違い! 透明度高めのブラシで着色していっても、見た目の違和感がないようバランスを取っているうちに結局後背の山まで着色せざるを得なくなり、結果↓のように不自然なものになります。

要するに山や茂みの色は一様ではなく、色々な色が混ざり合っているのです。最低でも3色は使わないと馴染んでくれませんし、できるだけ細かくランダムに着色した方が効果が出るので、これを手作業でやるのは結構大変です。実際のところ、AI自動着色はこの辺を文字通り「適当」に着色してくれますので併用する値打ちがあるのです。
通常、ペイント系ソフトや高機能な画像編集ソフトには多数のブラシが用意されていて、↓のような形状のものを使えば比較的楽にランダムに着色することが可能ですが、残念ながらPixlrには用意されていませんので、別の方法を考えることとします。

Pixlrでは2つの代替方法がありますのでご紹介します。
●方法1:「ペン」ツールを使う
画面左のツールアイコン8段目左の「ペン」を選択し(ショートカットは[P])、作業ウィンドウ上の設定パネルで[バリアント]を「クレヨン」にします。[寸法]は最大(50)、[量]は10~20程度で良いと思います。

実際の着色は塗りたい場所を適当になぞっていくだけ。それを例えば、深緑、黄緑、茶色の3色で繰り返します。(色の選択方法はブラシと同じ 以前のエントリ を参照ください)
メインにしたい色はまんべんなく、サブの色は軽めに塗っていきます。必ずしも全面をみっちり塗りつぶす必要はありません。
ペン先は丸形のみでサイズは最大でも50ピクセルですので大きな画像の着色には向きませんが仕上がりは綺麗です。
↓着色例


●方法2:「ブラシ」ツールのステップ量で調節する
もうひとつの方法はいつも通りのブラシを使う方法です。
画面左のツールアイコン8段目右の「描画」を選択し(ショートカットは[B])、作業ウィンドウ上の設定パネルで[ブラシ]設定ウィンドウを開き、[ステップ]を100%以上にします。[サイズ]や形状は必要に応じて変更してください。
設定パネルの[不透明度]は60~80位を推奨します。

↓設定画面

実際の着色はペンの時と同様、適当に色を変えて着色したい部分をなぞっていくだけ。上記の[ステップ]値を大きくすれば密度が疎らになりますので、それで色合いを調節します。
こちらの方がブラシのサイズと形状の自由度が高いので大きな画像の着色に適しています。
↓着色例


もちろん両方を併用するのもアリです。まあ、そんなに劇的な変化はありませんが...

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AIによる自動着色は人工的な機械モノではあまり上手く着色してくれませんが、自然の景観や人物の処理はかなり優秀で、実際、これを手作業でやるのはかなり面倒臭いので、併用する価値は非常に高いです。
でも、特に山林や茂みなどでは「新緑の季節なのに冬っぽい…」とか、逆に「冬なのに青々としている…」といったことが結構あります。
今回はそういう時の処理方法について考えたいと思います。
今回の題材はこちら↓。いつものようにCOLORIZEで自動着色したものですが、6月頃の写真なのに手前の河原の部分が何とも黄色っぽい。ここの緑をもっと濃くしたいと思います。


では、ここで単純に鮮やかな緑色を塗って良いかというと、それは大間違い! 透明度高めのブラシで着色していっても、見た目の違和感がないようバランスを取っているうちに結局後背の山まで着色せざるを得なくなり、結果↓のように不自然なものになります。

要するに山や茂みの色は一様ではなく、色々な色が混ざり合っているのです。最低でも3色は使わないと馴染んでくれませんし、できるだけ細かくランダムに着色した方が効果が出るので、これを手作業でやるのは結構大変です。実際のところ、AI自動着色はこの辺を文字通り「適当」に着色してくれますので併用する値打ちがあるのです。
通常、ペイント系ソフトや高機能な画像編集ソフトには多数のブラシが用意されていて、↓のような形状のものを使えば比較的楽にランダムに着色することが可能ですが、残念ながらPixlrには用意されていませんので、別の方法を考えることとします。

Pixlrでは2つの代替方法がありますのでご紹介します。
●方法1:「ペン」ツールを使う
画面左のツールアイコン8段目左の「ペン」を選択し(ショートカットは[P])、作業ウィンドウ上の設定パネルで[バリアント]を「クレヨン」にします。[寸法]は最大(50)、[量]は10~20程度で良いと思います。

実際の着色は塗りたい場所を適当になぞっていくだけ。それを例えば、深緑、黄緑、茶色の3色で繰り返します。(色の選択方法はブラシと同じ 以前のエントリ を参照ください)
メインにしたい色はまんべんなく、サブの色は軽めに塗っていきます。必ずしも全面をみっちり塗りつぶす必要はありません。
ペン先は丸形のみでサイズは最大でも50ピクセルですので大きな画像の着色には向きませんが仕上がりは綺麗です。
↓着色例


●方法2:「ブラシ」ツールのステップ量で調節する
もうひとつの方法はいつも通りのブラシを使う方法です。
画面左のツールアイコン8段目右の「描画」を選択し(ショートカットは[B])、作業ウィンドウ上の設定パネルで[ブラシ]設定ウィンドウを開き、[ステップ]を100%以上にします。[サイズ]や形状は必要に応じて変更してください。
設定パネルの[不透明度]は60~80位を推奨します。

↓設定画面

実際の着色はペンの時と同様、適当に色を変えて着色したい部分をなぞっていくだけ。上記の[ステップ]値を大きくすれば密度が疎らになりますので、それで色合いを調節します。
こちらの方がブラシのサイズと形状の自由度が高いので大きな画像の着色に適しています。
↓着色例


もちろん両方を併用するのもアリです。まあ、そんなに劇的な変化はありませんが...

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