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夢色★とらんじっとも~る

三次元写真模型(3D Photo Craft)でつくる街並・乗り物のペーパークラフト&ジオラマ

100円ショップの商品だけでジオラマの地面と木と茂みを作る(その2 木や草むらを作る)

前回のエントリでパウダー類の自作方法をご紹介しましたが、今回はそれを使って、実際に植栽環境を作っていく方法をご紹介します。もちろん、市販品のジオラマ用パウダーを使っても同様のものが作れます。

■地面を作る
土の地面は、対象部分に接着剤を塗り、土パウダーを撒いて乾燥させ、余分なパウダーをはたき落として完成させます。接着剤は木工用ボンドをそのまま使うと乾燥が速すぎたり、乾燥後光沢が出るので、事務用水のりの方が扱いやすいです。木工用ボンドを使う場合は2~3割水で薄めたものをお薦めします。

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草地は葉っぱパウダーや草パウダー(あるいは両方)を土の地面と同様の方法で撒いて表現します。土と草地の境界は土を先に撒いてから草を撒きますが、それほど厳密を期す必要はありません。土の地面の一部にだけ草地があるような場合(未舗装道路の端っことか…)は、撒き分けるのではなく、まず土を全面に撒いて乾燥後に草をくっつけます。この場合は木工用ボンドの方が扱いやすいです。

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■草むらを作る
茂みは、繊維状の芯材に葉っぱパウダーを塗し付けたものを地面に接着して表現します。
芯材には不織布たわし(ナイロンたわしとも言う)と呼ばれる、主に調理器具用の清掃用具の緑色のものを用います。不織布たわしは非常にポピュラーかつ昔からある商品なので、どこの100円ショップでもたいていあるはずです。

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これを出来る限り薄く矧ぎ、適量ずつ丸めて、表面に木工用ボンドまたは水のりを塗って葉っぱパウダーを撒き、乾燥後余分なパウダーをはたき落として、地面に貼り付けます。先に地面に接着してからパウダーを撒くか、パウダーを撒いてから地面に付けるかはやりやすい方でかまいません。一度に大きな面積、高さをカバーするのではなく、少しずつ重ねていった方がリアルに見えます。

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↓葉っぱパウダーを塗して作った茂み
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↓草パウダーを塗して作った茂み
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ミーツで売ってる「ココヤシファイバー」を使っても同様の効果が得られます。この製品は緑色、茶色、白色の3色があり、通常は緑色を使いますが、茶色のものに茶色のパウダーを使うと枯草を表現することも出来ます。

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■木を作る
木は針金の束を捩って枝振りを作り、そこに茂みと同じ方法で不織布たわしを丸めたものに葉っぱパウダーを塗したものを絡み付けて作ります。普通の針金だと後で塗装が必要になりますが、元々茶色い針金を使えばその工程を省略出来て簡単です。
一番手っ取り早いのはダイソーの「アレンジワイヤー」と言う紙巻きワイヤーの茶色のを使うことです。細めの0.35mm(110本入)が使いやすいです。

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私もずっとこれを愛用しているのですが、廃版にはなっていないはずですが、最近、店頭で見かけたことがありません。そこで今回はたいていの100円ショップで手に入る園芸用の結束帯を使う方法を紹介します。

結束帯はビニール被膜がなるべく細い(狭い)ものがお薦めです。色は茶色が理想的ですが、100円ショップにはないと思いますので緑色のを使います。ビニール被膜が細いものは概して安物が多いので、お徳用の長尺物が使えると思います。

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ここでは件のミニジオラマに使う木(HOスケールでちょっと小さめの木)を例にして、具体的な作り方を以下に示します。

・結束帯を80~90mm位に切ったものを10~15本用意し、捩って束ねながら適当に枝振りを作っていき、はさみなどで剪定して形を整えます。枝先を目立たせぬようなるべく短くしておきます。
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・緑色の結束帯を使っている場合は、幹の部分に紙紐をほぐしたものを巻き付け、マーカーなどで茶色に着色します。枝先は繁みが付くと目立たなくなりますので途中まででいいです。土パウダーとかの茶系のパウダーを直接塗す方法もあります。
なお、アレンジワイヤー(茶色の0.35mm紙巻きワイヤー)を使用する場合は、16~20本程度を使います。幹の着色などは特に不要です。

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・不織布たわしまたはココヤシファイバーを適当に丸めたものを枝先や枝分かれの部分(緑色の部分)を中心に絡め付けながら接着します。接着剤は本来、GPクリヤーなどの有機溶剤系を使うべきですが、手荒に扱わなければ木工用ボンドでも意外と固定出来ます。

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・繁みの部分に木工用ボンドを適当に塗り、葉っぱパウダーを振りかけて固着、乾燥させ、余分なパウダーをはたき落とせば完成です。接着剤はまんべんなく一様に付けず、テキト~かつ感覚的に付けて葉っぱを塗した方がリアルに見えます。
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↓ココヤシファイバーと草パウダー、幹を土パウダーで着色したバージョンです。ココヤシファイバーは小さく丸めたりするのが少し扱いづらいのですが、これもこれでなかなか良い感じになります。この辺はお好みで決めて良いと思います。
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2回に分けて長々と説明してきましたが、100円ショップの物だけでも十分ジオラマの造景が可能であることがお分りいただけたと思います。「紙で作る鉄道ジオラマ」シリーズだけでもたくさんの建物がありますが、特に欧州系の建物のペーパークラフトは豊富にありますので、これらを使ってのジオラマ作りは題材に事欠かないと思います。また、100円ショップにはまだまだ使えそうな素材がたくさんありますので、そういう視点でお店を覘くと、見て回るだけで結構楽しめたりします。
建物だけを作っても完成した瞬間に持て余し、短時間の内にゴミと化すのがペーパークラフトの常ですが、ジオラマにすれば作品性が格段に上がって、一定期間の鑑賞に耐えられるようになります。これを機会に是非チャレンジしてみてください。予想以上に簡単で、予想以上に感動して自己満足に浸れますから!


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