夢色★とらんじっとも~る

三次元写真模型(3D Photo Craft)でつくる街並・乗り物のペーパークラフト&ジオラマ

軽便鉄道停留所ペーパークラフトジオラマを作る(造景編)

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ここからが一番楽しい作業です。
簡単に言ってしまうと、糊を塗ってパウダーを播く...あの子供の頃にやった「砂絵遊び」のようなものです。
これでいかにも紙っぽいカクカク、ペラペラしたものが結構リアルなジオラマの世界に変貌していきます。
なお、ベースボードに貼ってしまわないと作業しにくいと思いますが、この先、水分を吸って猛烈に反りますので、ここはしばらく我慢して紙のベースのままで作業を進めます。でないとベースボードごと反り返ってしまいますので…

■地面を作る
まず地面になる部分に土と草のパウダーを播いていきます。
イメージは下図のような感じで、線路(道床)とコンクリートの部分以外で、概ね人が歩く部分は土(茶色パウダー)、人があまり行かない部分には草(緑色ソフトパウダー)を播きます。
軽便鉄道停留所ジオラマ作り方(造景編)10

・糊を塗る
対象となる部分に糊を塗ります。糊はあまり乾燥が速くなく乾燥後に光沢が出にくいものが良いので、私は事務用の液体糊を使っています。よく「アラビヤのり」とか言って売ってるものです。木工用ボンドを使うなら1.5~2倍位に水で薄めて使って下さい。でないとテカテカした雨上がりのぬかるみみたいになります。
塗り方は全面にスピード重視で荒っぽくやってOKです。少々はみ出してもそれが味になりますし、乾燥しないうちなら簡単にパウダーを除去出来ますので。

・土と草のパウダーを播く
糊を塗った後速やかにパウダーを播きます。
播き方は土を適当に意図した範囲に播いてから草を播きます。たっぷりめに播いて下さい。境界の部分が気になりますが、ここはあなたの「神の手」に任せて大丈夫です。
なお、この時、肉とかが入っている大きめの発泡トレイみたいな平らな容器の中で作業するととても便利です。(もちろんその下には新聞紙とかを敷いて部屋を汚さないようにね!)
手でそっと押さえてから、5~10分位乾燥させます。
軽便鉄道停留所ジオラマ作り方(造景編)01

乾燥後、余分なパウダーをはたき落とします。付着ムラやはげている部分もあると思いますが、この辺は後からお化粧しますので今は次の作業に進みます。
なお、この時落としたパウダーは絶妙の雰囲気を持った「特製パウダー」になっていますので決して捨てないで下さい。別の容器に移しておきましょう。
軽便鉄道停留所ジオラマ作り方(造景編)02

■草むらを作る
パウダーの草だけでは芝生みたいな世界になってしまいますので不織布たわしで雑草が生い茂ったボリューム感のある自然な景観を作っていきます。
不織布たわしは別名ナイロンたわしとも言い食器や鍋洗い用にごく普通に使われている日用品です。100円ショップ等でも売っていて、ちなみにダイソーではB6サイズ位が10枚入りと猛烈に安いです。通常は緑色のものを使いますが、薄茶色や焦げ茶色、等色々な色があり、混ぜて使ったり枯れ草用に使えます。
軽便鉄道停留所ジオラマ作り方(造景編)04

軽便鉄道停留所ジオラマ作り方(造景編)03

使い方は、出来るだけ薄く剥いだものを小さくちぎって丸めたものを木工用ボンド等でくっつけていきます。一度に大きなものを付けずに小さなものをたくさん積み上げるようにするのがミソです。表面に草用のパウダー、特に地面を作った時に出来た特製パウダーをまぶすとさらに雰囲気が出ます。
軽便鉄道停留所ジオラマ作り方(造景編)05

剥ぐと体積が増えますのでこの程度のジオラマなら木を1本入れてもB7サイズ位あれば十分です。

■木を作る
市販品を使うのが簡単です。ただし、HOスケールの木は値段もともあれ、専門店でしか手に入らないのが難点です。それとこんな小さなジオラマで使うには少々立派すぎる点も問題で、好きな大きさで好みの枝振りのものは自作するしかありません。
作り方は色々とありますが、ここでは紙巻きワイヤーを使った広葉樹の作り方を紹介しておきます。
紙巻きワイヤーとは文字通り緑、白、茶色等の紙を巻いた針金のことで、茶色のものだとそのまま無塗装で使える便利さがあります。通常は手芸材料店や包装材料店で売られていますが、何でかこれもダイソーで売ってたりして入手性は良いようです。
具体的には0.35mm(26番)、80~100mm位の長さのものを25~30本位用意し、下の方から数本ずつ取り分けながら捩って枝を作っていきます。
軽便鉄道停留所ジオラマ作り方(造景編)07

草むらと同様に不織布たわしを細かくちぎったものを枝先や分岐部に木工用ボンド等でくっつけていきます。これも草のパウダーをまぶすと一層リアルになります。すべての枝先に付けたら一応完成です。
軽便鉄道停留所ジオラマ作り方(造景編)08

なお、幹の部分にはアートフラワー用のフローラテープを巻くか茶色のパウダーをまぶすと針金を捩った痕跡が消せます。


■仕上げをする

・ベースボードに取り付ける
ここでベースボードに取り付けます。かなり反り返っていると思いますので反りがベースボードに影響しないよう両面テープの使用をお奨めします。木工用ボンドを併用すると接着力が増します。ゴム系接着剤を使っても構いませんがベースシート側に薄く均等に塗るのは至難の技です。

・道床回りの仕上げ
道床の両側に適当に草を播きます。爪楊枝のようなもので糊を付けてパウダーを播きます。
軽便鉄道停留所ジオラマ作り方(造景編)06

・建物等の配置
組立済の待合所本体や電柱、駅名標を接着します。電柱はキリのようなもので穴をあけて差し込みます。

・細かい演出
待合所の周囲や電柱、駅名標の根元の部分に草を付け、地面のはげた部分や薄い部分に草のパウダー(特製パウダー)を付けます。
軽便鉄道停留所ジオラマ作り方(造景編)11

・木を植える
最後に木を植えて完成です。メインとなる視覚方向から見て恰好言くなるよう位置を決めて下さい。

これでジオラマは完成です。
電柱や駅名標、木の位置は適当に変えても良いですし、ディスプレイケースに合わせて途中でカットするのもありです。
軽便鉄道停留所ジオラマ作り方(造景編)12

軽便鉄道停留所ジオラマ作り方(造景編)13


次は車輌を用意しましょう!

(つづく)


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